シラバス詳細

タイトル「2024年度」、カテゴリ「教育学部」

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科目情報

コースナンバリング

3-003x-101

科目名

教職実践演習(幼・小・中・高)

開講学期

後期

開講時期

3クォータ

曜日・校時

水1

単位数

2

授業担当教員

黒田 圭介、澤島 智明

講義情報

学士力番号

1(3)、2(2)、3(2)(3)

曜/限追記

水1

講義形式

演習形式

講義概要

・原則として毎回の授業はデイリーダーが進める。
・教職カルテを活用して個人面談を行い,教職課程履修状況について確認する。
・学級経営、いじめ問題、支援を要する子どもに関する演習に取り組み,事例研究やディスカッション等を行う。
・ICT活用の視点から授業改善を行い,模擬授業を実施する。
・上記の学修や討論などを通して、教職に携わるうえでの自己の課題を明確にする。

開講意図

 教職実践演習は、教職課程の授業等を通じて修得した資質・能力が、教員として最小限必要な資質・能力として統合されたかについて、最終的に確認することを目的とする。いわば全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」として位置付けられるものである。本科目の履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑にスタートできるようになることが期待される。
教員として最小限必要な資質・能力とは以下のような事項が想定される。
 ① 教育に対する使命感や責任感をもち,子どもに対する愛情が豊かであること
 ② 社会性や対人関係,コミュニケーションの能力が適切であること
 ③ 児童生徒理解や学級経営等に関する必要な能力の基礎を身に付けていること
 ④ 教科等の指導力の基礎を形成していること
 また,課程認定大学のすべての教員が教員養成に携わっているという自覚を持つことも求められており,本科目の実施に当たっては,「教職に関する科目の担当教員」と「教科に関する科目の担当教員」が緊密に連携して指導に当たる。

到達目標

(1)演習への取組みに当たり、積極的に発言したり,コーディネーターを務めたりして,グループ学習の充実に貢献できる。
(2)学級経営の意義と留意点を理解し,具体的な学級経営方針や取組みについて説明できる。
(3)いじめ問題の実態について理解し,学校現場でいじめに対応する際の留意点について説明できる。
(4)特別な支援を要する子どもの困りについて理解し,子どもや保護者への具体的な支援や対応について説明できる。
(5)ICT活用の意義や方法を理解し,ICT活用の視点から授業改善策を考え,模擬授業を実施できる。
(6)学校教育の課題を説明できると共に,自己の教員としての課題を説明できる。

聴講指定

教育学部の学生のみ
(教育学部以外の学生で中学校または高等学校の教職課程を履修しているものは水曜2校時の同科目を履修すること。)

履修上の注意

原則として毎回出席すること。
やむを得ない理由(教育実習,就職活動)で事前に出席できないことが分かっている場合は、できるだけ早く(少なくとも欠席する前週の授業時)デイリーダー及び担当教員に報告をすること。
突発的な理由(体調不良,悪天候,公共交通機関の遅れ等)で出席できなくなった場合や遅刻する場合は、すみやかに担当教員又は他の受講生に連絡をすること(そのための連絡先を確認しておく)。
課題等の提出方法や提出期限はデイリーダー及び指導教員の指示に従うこと。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

初回オリエンテーション

本演習の目的と概要の確認

2

個人面談

(予習)教職カルテに必要事項を入力する。
(復習)指導教員の助言を踏まえ,教職カルテの追記をしたり修正をする。

3

学級経営について①

(予習)テキストを熟読するとともに,学級経営のありかたや具体的な学級経営案について調べる。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,次時の演習の準備をする。

4

学級経営について②

(予習)本時の演習を円滑に進めるための準備をする。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,小レポートの構想を練る。

5

学級経営について③

(復習)佐賀県教育委員会指導主事の講義をもとに小レポートを作成する。

6

いじめ問題について①

(予習)テキストを熟読するとともに,いじめ問題の実態について調べる。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,次時の演習の準備をする。

7

いじめ問題について②

(予習)本時の演習を円滑に進めるための準備をする。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,小レポートの構想を練る。

8

いじめ問題について③

(復習)佐賀県教育委員会指導主事の講義をもとに小レポートを作成する。

9

特別な支援を要する子どもについて①

(予習)テキストを熟読するとともに,支援を要する子どもの「困り」について調べる。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,次時の演習の準備をする。

10

特別な支援を要する子どもについて②

(予習)本時の演習を円滑に進めるための準備をする。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,小レポートの構想を練る。

11

特別な支援を要する子どもについて③

(復習)佐賀県教育委員会指導主事の講義をもとに小レポートを作成する。

12

ICTを活用した授業改善①(模擬授業の準備)

(予習)教育実習等で作成した学習指導案について、ICT活用の視点から改善する。新たにICT教材を作成したり,教育実習等で作成したICT教材を改善する。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,授業改善構想を練る。

13

ICTを活用した授業改善②(模擬授業とディスカッション)

(予習)模擬授業実施者はICT活用の視点で改善した授業の練習をする。
(復習)模擬授業実施者はI模擬授業の結果を踏まえ、さらなる改善案を検討する。

14

ICTを活用した授業改善③(模擬授業とディスカッション)

(予習)模擬授業実施者はICT活用の視点で改善した授業の練習をする。
(復習)模擬授業実施者はI模擬授業の結果を踏まえ、さらなる改善案を検討する。

15

これからの学校教育と自己の課題について(討論)

(予習)これからの学校教育の課題を調べるとともに,教員としての自己の課題を分析する。
(復習)グループ討論や全体討論の結果を踏まえ,最終レポートを作成する、

成績評価の方法と基準

前述到達目標について以下により評価する。
 演習への取組み状況:40%
 小レポート:30%
 ICTを活用した授業改善:10%
 最終レポート:20%

開示する成績評価の根拠資料等

開示請求があれば請求者の採点結果を開示する。

開示方法

開示請求があった場合に、個別に教員研究室にて開示することを標準とする。具体的には各担当教員に確認すること。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

佐賀大学教職実践演習テキスト

2023

教員養成カリキュラム委員会

第1回授業時に配布

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

小学校または中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 文部科学省

オフィスアワー

各クラスの担当教員が第1回授業時に説明する。

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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