シラバス詳細

タイトル「2024年度」、カテゴリ「理工学部」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

基礎分析化学

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

金3

単位数

2

授業担当教員

高椋 利幸、磯野 健一

講義情報

学士力番号

1-(3)

講義形式

講義と演習を併用して行う.

講義概要

化学平衡論の分析化学への応用について講義する.
講義を中心にし,講義内で一部演習を取り入れる.授業計画に記してある内容について講義を行う.

開講意図

学習教育目標 A-2
化学平衡について学び,理解する.

到達目標

【学士力番号1-(3) 】
分析化学の基礎知識の習得を目標として授業を行い、実践力を身につけた技術者の育成を目標として行う。講義内容は誤差と分析データ・滴定分析法・重量分析法・酸塩基平衡・錯生成平衡・溶解平衡・酸化還元平衡についてであり、それぞれを理解する。なお下記の順番はテキストの順番であるが,実際の講義においては順番は前後する.
1. 誤差と有効数字の考え方を説明できる。
2. 化学量論から滴定分析法の基礎を理解する。
3. 沈殿分析法における沈殿生成と乾燥法を理解する。
4. 酸塩基平衡とpH滴定曲線について理解する。
5. 緩衝溶液の平衡論を理解する。
6. 錯生成平衡を安定度定数として表すことができる。
7. 溶解平衡と共存イオンの効果を説明できる。
8. 酸化還元平衡と酸化還元滴定法について理解する。

聴講指定

理工学科応用化学コースの学生

履修上の注意

各章に講義内容に伴った練習問題があるので,必ず自分で解くこと.
テキストに解答がある問題もしくは講義中に解答を知らせる問題しか課題としないので,解答と異なった答えが出た場合はどこで間違えているか必ず確認する事.

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

ガイダンス,酸化還元反応式のつり合わせ法

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

2

2章 誤差と分析データ(変動係数,有効数字など)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

3

3章 滴定分析法(滴定の反応,化学量論など)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

4

5章 化学平衡概説(酸塩基平衡、ブレンステッドの酸塩基)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

5

5章 化学平衡概説(溶解平衡、錯生成平衡、酸化還元平衡)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

6

6章 酸塩基平衡(pH滴定曲線、酸塩基指示薬)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

7

6章 酸塩基平衡(緩衝溶液、酸塩基滴定の応用)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

8

2~6章に関する演習

解答できなかった問題について復習しておく

9

7章 複雑な系の酸塩基平衡(ポリプロトン酸、pHの関数としての酸塩基化学腫の分布)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

10

8章 錯生成滴定(錯体の安定度、金属イオン緩衝剤)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

11

4章 重量分析法(沈殿生成等)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

12

4章 重量分析法(乾燥等)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

13

9章 溶解平衡(沈殿滴定、溶解度に影響を及ぼす諸因子)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

14

10章 酸化還元平衡(ネルンストの式、標準電位と平衡定数、滴定曲線)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

15

11章 酸化還元滴定の応用(過マンガン酸カリウム,ヨウ素,DO,COD他)

次回までの課題:指定された章末問題をレポートとして提出すること

成績評価の方法と基準

期末試験(80%)およびレポート(20%)の合計(100%)により評価する。
総合評価を100点満点とし,60点以上を合格とする。
なお、再試験は,総合成績が30点以上60点未満の不合格者に対して行う。
4/5以上の出席(遠隔授業の場合は80%以上のレポート提出)をしていること。

開示する成績評価の根拠資料等

中間試験及び期末試験の問題,解答例,配点,答案

開示方法

中間試験及び定期試験の問題、解答例、配点については、原則として試験実施から1週間後までの間,希望者にのみ教員居室で開示する.ただし,コピー等の配布は行わない.自筆でのノート等への記録のみ認める.
答案の閲覧を希望する者は、成績掲示後から1週間以内に担当教員の居室に来ること。
なお、大学の定める成績評価に対する異議申立に関する答案等の閲覧については、定められた期間内に担当教員に申し出ること。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

定量分析化学

改訂版

R.A.デイ,Jr., A.L.アンダーウッド共著 ; 鳥居泰男, 康智三共訳

培風館

1982

これならわかる分析化学

古田直紀著

三共出版

2007

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

基礎分析化学

今泉洋 [ほか] 共著

化学同人

1998

基礎からの分析化学

熊丸尚宏 [ほか] 編著 ; 板橋英之 [ほか] 著

朝倉書店

2007

一般化学

J.E.Brady, G.E.Humiston著 ; 若山信行, 一国雅巳, 大島秦郎訳

東京化学同人

1991

上 ; 下

分析化学

Gary D. Christian [著] ; 赤木右 [ほか] 共訳

丸善

2005

1 基礎編 ; 2 機器分析編

オフィスアワー

火曜5校時

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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