シラバス詳細

タイトル「2023年度」、カテゴリ「学校教育学研究科」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

学校変革試行実習(特別支援教育)

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

時間割外

単位数

5

授業担当教員

小松原 修、中島 俊思、松山 郁夫

講義情報

講義形式

実習

講義概要

受講生は,現任校(園)の教育課題に基づいて達成目標を設定し,「変革プラン」を立案する。現任校園(連携協力校)において実習日を設定し,実習校の指導担当教員および大学院指導教員の指導のもとで実習を行う。実習終了段階では目標に基づき自己評価を行い,「成果報告書」を作成し発表する。

開講意図

大学院で学んだ内容を現場において実践し、その成果と課題を検証するために開設されている。

到達目標

現職派遣教員院生を対象として,自己が所属する学校園の特別支援教育レベルの引き上げや活性化,学校・園(佐賀県)が抱える教育課題の改善・解決を目標として,変革プランを作成する。教職員間の合意を形成し,自身がリーダーシップを発揮しながら学校園変革のための試行的な実践を行う。実践後,結果を検証し,現任校への提言と還元を行うことを通して,学校や地域で核となる特別支援教育コーディネーターとしての資質を形成する。
○テーマ
「特別支援教育レベルの向上」
・カリキュラム作成や教科等指導方法の改善,UD教育,英語教育・道徳教育,ICT利活用教育,校内研修の改善や体制づくり 等
「学校・園(佐賀県)の教育課題の改善」
・学力向上対策,生徒指導,いじめ・不登校対策,特別支援教育,幼保小中連携教育,保護者や地域との連携 等
○到達目標
・現任校(園)の課題を把握し,実践計画を含めた学校園変革プランを作成することができる。
・変革プランに基づいて,主体的な実習(調査活動,実践,評価)を行うことができる。
・実習校の指導担当教員や大学院指導教員等と適切に協議を行い,実習に反映させることができる。
・実習を評価し,成果報告書を作成・発表することができる。

履修上の注意

毎週木曜日は終日、大学院での学修の日として設定されている。
勤務校(園)の都合によりどうしても木曜日に大学院に来られない場合は、勤務校と相談し必ず振替日を設定すること。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

1.オリエンテーション(実習の目的と方法の確認)
2.大学院指導教員との協議による実践課題の設定と実習計画の作成
3.事前指導
①大学院における事前指導(4時間)
・実習の目的・内容・方法,評価項目,レポートの作成方法等について「実習の手引き」をもとに説明を行う。自己の課題に基づいて実習のテーマを設定し,実習への見通しを立てる。
②現任校における事前指導(4時間)
・授業実践,子ども支援,教育経営に関する変革の試行の内容と方法について,現任校(園)における現状把握をもとに,大学院指導教員や現任校管理職による事前指導を行う。
4.実習
①第1期(第1回~第5回)
学校の状況を観察や聞き取り、各種調査活動を通して把握し、授業実践,子ども支援,教育経営に関する「学校変革プラン」を提案する。
②第2期(第6回~第7回)
授業実践,子ども支援,教育経営に関する変革プランに基づき,実践的な試行の準備を行う。
③第3期(第8回~第16回)
授業実践,子ども支援,教育経営に関する変革プランを活用して実践的な試行を行う。
④第4期(第17回~第20回)
実践的な試行について,記録するなどのリソースを作成して,分析の準備を行う。
⑤第5期(第21回~第22回)
授業実践,子ども支援,教育経営に関する試行の結果を分析し,試行の成果と課題について考察する。カンファレンスを開催し、実習生による学校変革のための取組の成果発表を行い、実習校の教職員、大学院指導教員も交えた協議を行う。
5.事後指導
①実習校における事後指導(4時間)
・学校変革のための試行の成果と課題を考察し,今後の学校全体での取組のあり方について大学院指導教員も交えて協議する。学校長、実習担当教員等からの指導・講評
②大学院における事後指導(4時間)
・実習の成果と課題の考察,実習を通しての学校観,児童生徒観,教師観の考察
6.合同カンファレンス(8時間)
・教職大学院において、実習生同士で学校変革のための取組の結果を報告し合い、学校関係者や大学院指導教員、他の院生を交えた協議を通して成果・課題について検証する。)
7.自己評価,報告書作成
8.報告会(実習生全員による成果・課題の報告会。教育委員会関係者および学校関係者も参加)

実習に関する事前準備

成績評価の方法と基準

特別支援教育における、地域等への支援、多様な教育的ニーズへの対応、授業実践のいずれかについての、自己の課題と達成目標、学修計画についてまとめたレポート、及びその口頭発表を対象に、成績評価を行う。
実習校メンター教員と大学院指導教員が各項目について実習の状況や作成された報告書等を評価し,合計60%以上達成で合格とする。
*実習校メンター教員は、実習への積極性や態度,実習記録の具体性や省察の内容などを踏まえた評価を行う。
*大学院指導教員は、実習校メンター教員の評価を参考に、リフレクションやカンファレンスにおける実習報告の具体性や進捗状況、省察の程度、実習報告の記載の具体性や成果と課題の分析の内容などを総合的に評価する。

開示する成績評価の根拠資料等

実習報告書等とする

開示方法

実習の手引に記載されている評価項目について、個別に対応する。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

特別支援学校幼稚部教育要領・小学部・中学部指導要領(平成29年4月告示)

文部科学省

特別支援学校幼稚部教育要領・小学部・中学部学習指導要領 解説(平成30年3月)

文部科学省

佐賀県教育施策実施計画

佐賀県教育委員会

特別支援学校高等部学習指導要領 解説(平成31年2月)

文部科学省

オフィスアワー

木曜日Ⅲ.Ⅳ校時

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

50

20

10

10

10

その他

○教育実習は大学院2年次の4月~9月に行う。
○実習は基本的に週1日全日(8時間)の実習を,22回にわたり実施する。
○実習中は1~4期の終了ごとに「リフレクション」を設定し,実習校のメンター教員や大学院指導教員等との協議を行う。