シラバス詳細

タイトル「2023年度」、カテゴリ「理工学部」

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科目情報

コースナンバリング

2-549x-238

科目名

応用電子デバイス工学実験

開講学期

後期

開講時期

3クォータ

曜日・校時

金3、金4

単位数

2

授業担当教員

田中 高行、佐々木 伸一、原 重臣、西山 英輔、松田 吉隆、築地 浩、永渕 一成、上地 佑

講義情報

学士力番号

1-(2)(3), 2-(2)(3), 3-(2)

曜/限追記

金曜日/3~4限

講義形式

実験

講義概要

下記に示す応用的な実験テーマごとに小グループを編成し、担当教職員およびティーチングアシスタント(TA)の指導のもと、自主的に実験を進めていく。さらに、2回の報告会を予定している。初回のガイダンスの際に、全体的な注意事項の説明、班分けを実施し、担当教職員から簡単な実験テーマの説明をする。2週目以降は、割り当てられた班の担当教職員やTAの指導のもと、必要に応じて文献調査・資料収集などを行い、自主的に研究計画を立案して、それに沿った実験を繰り返す。また、その過程で実験ループ(次項参照)を体験し、問題解決に取り組む。これらの成果については、8週目の中間報告会で経過報告を行い、15週目の最終報告会で最終レポートとともに披露する。
実験3テーマの内,1つのテーマについて取り組む。
 テーマ1:ロボットアームの製作と制御
 テーマ2:情報通信機器の基礎となる発振器(VCO)の設計製作
 テーマ3:無線電力供給カーの製作

開講意図

学生実験の総仕上げとして、これまでに培った経験や知識を活かして創造性を発揮し、社会の要求を解決するデザイン能力を身に付けるための応用テーマに自主的に取り組む。そして、実験結果に関する報告や討論を通してプレゼンテーション能力を身に付けるとともに、課題達成のための実験ループ(Plan→Do→Check→Action)を習得して問題解決能力を身に付ける。

到達目標

1)実験計画・企画:
  - 製品開発、研究、アイディア、提案(立案)、問題解決能力、調査。
  - 実験ループ(Plan→Do→Check→Action)の習得。実験計画の立案、提案、問題設定、
   問題解決に際し、グループで議論することができる。
  - 実験のための調査、実験遂行に際し、グループ内で役割分担ができる。
  - グループの各自がアイディアを出す。
2)電気電子に関する知識:
  - 3年前期までの授業、演習、実験で得られた専門に関する知識を駆使して、
   自分自身の力で応用テーマに取り組むことで、関連する専門分野の知識を習得する。
3)実験・計測技術、測定手法:
  - 実施する応用テーマに応じて、適切な計測機器や材料・部品などの選択と使用ができる。
  - 実験全体の理論的な考察や評価ができ、今後の課題や展望を示すことができる。
4)文書作成能力
  - 技術報告・論文と同程度に、専門用語を正しく使い、論理的かつ明快な文書を作成できる。
  - 概要・要約を書くことができる。
(続きは、その他に記入)

聴講指定

理工学部理工学科電子デバイス工学コース3年次生で、電気電子工学共通実験Ⅰ・Ⅱおよび電子デバイス工学実験を受講した者。

履修上の注意

ここに記されていない事項や変更点等については、授業時間あるいは学科掲示板、電子メールなどにより周知するので、各自、十分注意すること。また、下記について注意すること。
- 無断欠席・遅刻は認めない(班単位での再実験とする)。
- 無断欠席・遅刻の場合には,班内の他のメンバーの評価も低下する。
- 欠席・遅刻は必ず事前に担当教員まで連絡すること。正当な理由がある場合の欠席・遅刻は考慮する。
- 班内での協調性や自主性も評価の対象となるので、積極的に実験に取り組むこと

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

1 ガイダンス
 ◯実験テーマの説明
 ◯実験にあたっての注意事項(安全の手引)
 ◯評価方法の説明
 ◯テーマの割り振り

1 次週までに、テーマに関する内容の理解

2

2 実験計画の立案、資料収集
◯各班でテーマに必要な情報・資料収集
◯実験計画の立案(目標設定も含む)
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

2 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

3

3 実験準備等
◯構造・回路の設計
  (テーマによっては、プログラミング練習)
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

3 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

4

4 実験(1)
◯設計に基づき、製作(試作1)またはプログラミング
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

4 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

5

5 実験(2)
◯動作・特性評価と改良検討
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

5 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

6

6 実験(3)
◯改良案に基づき、製作(試作2)
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

6 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

7

7 実験(4)、
◯動作・特性評価(タイムトライアル含む)
◯中間報告会資料作成
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

7 中間報告会で使用するスライド作成と発表練習

8

8 中間報告会

8 9週以降の実験計画の再検討

9

9 実験(5)
◯改良検討と構造・回路の再設計またはプログラミング
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

9 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

10

10 実験(6) 
◯製作またはプログラミング
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

10 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

11

11 実験(7) 
◯特性・動作評価
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

11 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること

12

12 実験(8) 
◯回路、構造、プログラムの改良と動作検証
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

12 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること

13

13 実験(9)
◯回路、構造、プログラムの微調整
◯特性評価またはタイムトライアル
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

13 実施計画に従って,週報告書に記載した次回に実施する内容に関する予習・準備をすること.

14

14 最終レポート作成、最終報告会資料作成
◯応用電子デバイス工学実験報告書の作成

14 実験報告書に基づき、最終レポート作成内容の整理

15

15 最終報告会

15 最終レポートを最終報告会前に提出できるいようにしておく
各班で発表練習を行うこと

成績評価の方法と基準

1)毎回の授業については、出席と実験態度(実験計画とその遂行)を中心に、各テーマの担当教職員が採点する。
2)最終レポートの内容について、各テーマの担当教職員が採点する。
3)中間報告会と最終報告会については、対面またはオンラインで実施し、
  ガイダンス時に説明するルーブリックを用いて、教員および学生が採点する。

上に示す3つの項目のうち、1)と2)に合わせて80%、3)が20%として評価する。
なお、15週にわたるすべての授業に出席しなければ不合格とする。

到達目標(1)は、1)により評価する。
到達目標(2)(3)は、1)と2)により評価する。
到達目標(4)は、2)により評価する。
到達目標(5)は、3)により評価する。
到達目標(6)は、2)と3)により評価する。
なお,到達目標(1)(4)(5)に対する評価が全て6割以上でなければ,他の目標に対する評価が高くても不合格とする。

開示する成績評価の根拠資料等

中間報告会・最終報告会の評価項目および評点,評価済みの最終報告書ならびにアブストラクトと評点,実験実施時の評価等を開示する。

開示方法

希望する者(履修登録者に限る)は、開講学期の末日までに電子メールで授業担当教員の責任者:令和4年度は田中高行(tanakatk「アッド」cc.saga-u.ac.jp)へ申し込むこと。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

各実験テーマによって異なる

オフィスアワー

各実験テーマの担当教員によって異なっているため,各自で事前に確認しておくこと。

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

20

19

57

1

3

その他

(到達目標の続き)
5)プレゼンテーション、コミュニケーション能力:
 - プレゼンテーションにおける表現力を習得する。
 - 発表会のための適切な資料を作成できる。
 - 実験内容を適切に伝えることができる。
 - 自分のテーマおよび他のテーマにおける質疑応答を適切に行うことができる。
6)情報収集能力:
 - テーマの遂行、発表、レポート執筆に必要な情報を自ら収集し、実験の改善や考察に反映できる。

【学習・教育目標番号:C1,D2】