シラバス詳細

タイトル「2023年度」、カテゴリ「理工学部」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

電磁気学Ⅲ

開講学期

後期

開講時期

3クォータ

曜日・校時

木5

単位数

2

授業担当教員

山内 一宏

講義情報

学士力番号

1-(3)

曜/限追記

木5

講義形式

講義

講義概要

電磁気IIIでは電気現象と磁気現象の相互関連をファラデーの法則として学んでもらう。また、電場が変動する場合には、変位電流を導入してアンペールの法則を拡張する
必要があることを学んでもらう。これらのことから電場と磁場の方 程式の対称性が明らかになり、電磁場の基本方程式としてのマックスウエルの方程式が完成すること、マックスウェル方程式の帰結として電場と磁場の変動が波 動(電磁波)として伝播すること、を理解してもらう。さらに、物質中(誘電体、磁性体)中での静電場・磁場、並びに変動電磁場の振舞いと物質が示す電磁気的性質について講義する。それらの実例を通して、マックスウエル方程式が電場、磁場を統一的に扱う電磁場の方程式であることを伝える。

開講意図

マックスウエル方程式によって、これまで学んできた個々の電気現象、磁気現象の法則が集大成されていることを理解する。
マクスウェル方程式から電磁波の記述が可能になり、電磁波とは一体何なのかを理解する。
電磁気学の知識をどのように利用できるかを知るために、物質を簡単な原子モデルとして考え、電磁気学の法則を導入することで、マクロな物質の特性を示す物理量である、誘電率や透磁率について考察する。

到達目標

マクスウェル方程式を言葉で説明する。
真空中と物質中で何が異なるのかを理解する。
電磁波とは何かを理解する。
原子モデルの考え方を理解する。
エネルギーの伝達や保存則を理解する。

履修上の注意

電磁気学IIまでの内容を把握していることが必要。
時間が限られているので、講義を聞いただけでマスターすることは難しい。各自予・復習、及び実際に自分の手を動かして教科書の記述、例題の解答を行うことが必要である。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

電磁誘導、運動する回路に生ずる起電力

第1回授業の予習・復習

2

自己インダクタンス

第2回授業の予習・復習

3

相互インダクタンス

第3回授業の予習・復習

4

静磁場のエネルギー

第4回授業の予習・復習

5

振動電流と複素インピーダンス

第5回授業の予習・復習

6

変動電流と電荷保存、変位電流

第6回授業の予習・復習

7

マックスウエルの方程式、電磁場のエネルギー

第7回授業の予習・復習

8

中間試験

中間試験問題の復習

9

電磁波および電磁波の放射と伝播

第9回授業の予習・復習

10

変位電流と加速空洞

第10回授業の予習・復習

11

電場による分極、誘電体、電束密度、物質中の静電場の境界条件

第11回授業の予習・復習

12

磁性体、磁化と磁場の強さ、物質中の静磁場の境界条件

第12回授業の予習・復習

13

物質中の電磁場のマックスウエル方程式、誘電体中の振動電場

第13回授業の予習・復習

14

誘電体、屈折率と反射率

第14回授業の予習・復習

15

導体中の電磁波。 全体のまとめと補足

第15回授業の予習・復習

成績評価の方法と基準

目標の達成度を確認するために、中間試験(50%)と期末試験(50%)を実施し、合計して60点以上を合格とする。

開示する成績評価の根拠資料等

定期試験および中間試験の問題、解答例、配点を開示する。

開示方法

希望者に、個別に開示する。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

電磁気学Ⅱ 変動する電磁場

初版

長岡洋介

岩波書店

2017

物理入門コース新装版

9784000298643

オフィスアワー

金2

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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