シラバス詳細

タイトル「2022年度」、カテゴリ「理工学部」

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科目情報

コースナンバリング

1-411x-238

科目名

線形代数学Ⅰb

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

月3

単位数

2

授業担当教員

佐藤 和也

講義情報

学士力番号

1-(3)

曜/限追記

月3

講義形式

授業は15回を通して対面授業で実施する。

講義概要

『線形代数学』は大学に入ってすぐ受けるべき最も基礎的な科目であり,他の専門基礎科目や専門科目を理解す
るのに欠かせないものである.本授業では,普通高校での数学学習を前提として,さらに詳しく行列,行列式の
取り扱いを中心に講義する.

開講意図

理工学部における専門科目では,自然現象や工学的技術を解析・モデル化していく過程において線形代数学が重要な役割を果たす.本講義では,線形代数学の入門として,特に行列や行列式の基礎について学び,将来,線形代数学を利用する分野において活躍するのに必要な最低限の知識を身につける.

到達目標

(1) 行列の性質を理解し,行列の演算ができる.
(2) 行列式の性質を理解し,簡単な行列の行列式を計算できる.
(3) 正則行列の定義を理解し,逆行列を求めることができる.
(4) 行列の階数の概念を理解し,基本変形を利用して階数を求めることができる.
(5) 連立方程式の係数行列の正則性や階数と解の関係を理解し,基本変形を利用して連立方程式を解くことができる.
(6) 同次系の連立方程式の非自明解の有無を判別し,解を求めることができる.

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

1. ベクトルとスカラー,数ベクトル,幾何ベクトル
2. ベクトルの内積,外積
3. 行列の定義,行列の演算
4. 行列の性質,いろいろな行列
5. 行列の性質,転置行列,逆行列
6. 基本行列,基本変形
7. 簡約行列
8. 階数
9. 逆行列の計算
10. 連立1次方程式,連立1次方程式の行列表現
11. 掃き出し法
12. 連立1次方程式の解,解なし,不定解
13. 置換,行列式の定義,サラスの方法
14. 行列式の性質
15. クラーメルの公式,余因子

1. ベクトルとスカラー,数ベクトル,幾何ベクトルの理解と計算練習
2. ベクトルの内積,外積の理解と計算練習
3. 行列の定義,行列の演算の理解と計算練習
4. 行列の性質,いろいろな行列の理解と計算練習
5. 行列の性質,転置行列,逆行列の理解と計算練習
6. 基本行列,基本変形の理解と計算練習
7. 簡約行列の理解と計算練習
8. 階数の理解と計算練習
9. 逆行列の計算の理解と計算練習
10. 連立1次方程式,連立1次方程式の行列表現の理解と計算練習
11. 掃き出し法の理解と計算練習
12. 連立1次方程式の解,解なし,不定解の理解と計算練習
13. 置換,行列式の定義,サラスの方法の理解と計算練習
14. 行列式の性質の理解と計算練習
15. クラーメルの公式,余因子の理解と計算練習

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成績評価の方法と基準

1.授業中に適宜演習を行い,その評価点を平常点とする.
2. 到達目標に記載されている内容に関する期末試験(定期試験)を行う.
3. 総合成績を,演習30%,定期試験70%で評価し,60点以上を合格とする.

開示する試験問題等

試験問題,解答例,配点等

開示方法

期末試験の答案は希望者に開示する.
試験問題の解答例,採点基準等について質問がある場合には,試験終了後2週間以内に担当教員を訪ねること.

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

理工系のための線形代数[改訂版]

1

高木,長谷川,熊ノ郷,菊田,森澤

培風館

2018

978-4563012304

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

基礎からスッキリわかる線形代数 : アクティブ・ラーニング実践例つき

皆本晃弥著

近代科学社

2019

9784764905863

オフィスアワー

月5

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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その他

JABEEに対する学習・教育到達目標:機械エネルギー工学コース(3-3),メカニカルデザインコース(3-3)、応⽤化学コース(A-1)
佐賀大学データサイエンス教育プログラム(応用基礎レベル)に対する学習到達目標:(1.3)