シラバス詳細

タイトル「2022年度」、カテゴリ「教養教育科目」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

教育学

開講学期

後期

開講時期

3クォータ

曜日・校時

木1

単位数

2

授業担当教員

村山 詩帆

講義情報

学士力番号

佐賀大学学士力1の(1)

講義形式

講義と演習を組合わせて行う。

講義概要

現代社会の制度として教育に焦点を当て、人間形成と発達、現代社会と子ども、学校と教師、学校経営・管理、国家と人権、宗教と道徳、学校法制、社会変動と教育を主たるテーマとして、教育学者が教育をめぐる人の営みに対して、どのような視座から、何を課題として、いかなる研究を行ってきたのかを解説する。その上で、教育の機能について受講生と共に客観的に解題することをめざす。

開講意図

現代社会の制度として教育に焦点を当て、教育学における教育の研究課題を俯瞰すると共に、社会における教育の営みを多角的な視点から考え、教育をめぐる諸問題への関心を高める。

到達目標

(1)自己の個人的な経験に拠らずに、物事を解釈することの意義を理解する。
(2)現代社会における教育の制度を、客観的に認識できるようになる。
(3)教育から派生する社会問題に対する分析の視座を獲得する。

聴講指定

なし

履修上の注意

・欠席する場合、途中退出する場合、必ず事前に連絡すること。
・開始時刻から15分以上の遅刻、終了時刻から15分以上の早退は、原則として欠席扱いする(然るべき理由がある場合は、その旨をE-mail等で必ず連絡すること。
・学生証を忘れた場合、必ず授業開始前に申し出、授業終了時に学籍番号・名前・日付を記入した文書(用紙は指定しない)を提出すること。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

1 オリエンテーション(シラバス、成績評価の方法と基準等の説明)

1 予備討議シートをダウンロードし、梗概とは何かについて調べておくこと。

2

2 予備討議

2 自らの討議内容に対して他の受講生が優越していた点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

3

3 人間形成と教育

3 人間形成の概念をめぐる教育学の営みを整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

4

4 発達とライフサイクル

4 発達をめぐる教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

5

5 子ども問題

5 子どもをめぐる教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

6

6 子育てとしつけ

6 子育てとしつけをめぐる教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

7

7 教師の仕事と文化

7 教師の仕事と文化に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

8

8 学校の経営と管理

8 学校の経営・管理に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

9

9 教育と福祉・国家

9 福祉・国家と教育の関係性に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

10

10 教育と教育行政

10 教育の政治性と教育行政理論の関係性に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

11

11 教育の自治と学校法制

11 教育の自治と学校法制の関係性に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

12

12 宗教教育と道徳教育

12 宗教教育と道徳教育をめぐる教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。

13

13 教育と経済・社会

13 教育と経済・社会との関係性に関する教育学の視点を整理し、気づいた点等について予備討議シートに追記しておくこと。
また、予備討議シートを再構成し、本討議シートを梗概として作成すること。

14

14 本討議

14 他の受講生の討議内容をふまえて自らの考えを整理し、気づいた点等について本討議シートを完成させること。

15

15 教育の解題

15 自らが表明したことを実践できるよう準備すること。

成績評価の方法と基準

成績評価に際しては、①授業への取り組み状況(3回以上の無断欠席は不可)、②客観テストの得点、③レポートの完成度の3点を基準とする。②の客観テストでは、教育学の基礎的な研究課題に係る事項を問う。出題数は5問とし、正答数×4の20点スケールに換算する。③のレポートについては、「講義との接点」、「テーマ(主題)の設定」、「論理の展開」ごとに評価する(講義内容に対応して、教育研究とその派生的な諸問題についてテーマ(主題)を設定し、設定したテーマについて説得的な論理を展開できているかを評価する)。評価にあたり、以下の観点に従って1~20ポイントで採点し、総合ポイント×4の80点スケールに換算する。

1. 講義との接点(1ポイント)

2. テーマ(主題)の設定(5ポイント)
※全体を通して、ある程度絞られた観点に基づいて論述されていること。
(採点例)
a. テーマらしいものがまったく見当たらない。(0ポイント)
b. かすかにテーマらしいものがある。(1~3ポイント)
c. 一貫性や明晰さにやや欠けるものの、テーマがある。(4ポイント)
d. 一貫性のあるテーマが、明確に設定されている。(5ポイント)

3. 論理の展開(14ポイント)
※自らのテーマ(主題)について、具体的・論理的に説明されていること。
(採点例)
a. ありきたりな一般論、トートロジー(同語反復)に終わっている。(5ポイント)
b. ありきたりな一般論から脱していて、自分なりの論述になっているもの。(6~8ポイント)
c. 具体的な例を提示して、テーマの設定に努めている。(9~11ポイント)
d. c.にくわえ、論理が緻密になっている。(12~14ポイント)

開示する試験問題等

今年度実施分については、以下のものを開示する。
(1)用語選択問題(客観式)および主題説明問題(記述式)
(2)採点結果の詳細

開示方法

今年度実施分については、成績報告完了後、履修者の求めに応じて開示する。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

教科書は指定しない。

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

子どもと教育と社会

腰越 滋編

学文社

2016

教師のための教育学シリーズ11

978-7620-2621-8

オフィスアワー

毎週月曜日2校時を基本とし、質問・相談は随時受け付ける(ただし、事前に連絡することが望ましい)。

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

10

10

5

5

70

その他

技術者教育(JABEE)プログラムの認定を受ける学科・コースの履修者については、この授業科目の単位を修得することにより、学科・コースが定める学習・教育到達目標を達成したとみなされます。該当する履修者は、以下のうち所属学科・コースが定める学習・教育到達目標との対応関係を確認してください。

(機能物質化学科機能材料化学コース[2022年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(機械システム工学科)学習・教育到達目標(7-1)
(電気電子工学科 [2023年度卒業生まで])学習・教育到達目標(D1)
(理工学科応用化学コース[2022年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(理工学科機械エネルギー工学コース)学習・教育到達目標(7-1)
(理工学科メカニカルデザインコース)学習・教育到達目標(7-1)