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タイトル「2021年度」、カテゴリ「大学院科目-学校教育学研究科」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

異校種実習(中学校)

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

時間割外

単位数

5

授業担当教員

米田 重和、堤 公一、岡  陽子、後藤 大二郎、森 泰樹

講義情報

講義形式

実習

講義概要

受講生は,自らの実践研究課題に基づいて実習目標を設定し,「実習計画」を立案する。
附属小学校または連携協力校である高等学校において実習校のメンター教員および大学院指導教員の指導のもとで,授業実践や体験活動等による実習を行う。
実習終了段階では目標に基づき自己評価を行い,「成果報告書」を作成し発表する。

開講意図

異校種における実習を通して、本務校における教育を相対化して位置づけ直すことで、子どもの発達に即した教育実践が行えるようになるために設定している。

到達目標

中学校教諭である現職派遣教員院生が対象である。
隣接する校種である小学校または高等学校での教育実習を通して,異校種における指導方法の良さや児童・生徒の発達段階の特徴を理解する。
加えて、自己の校種との連携協力や指導方法の活用のあり方を探り,教師としての資質の向上を図る。
○テーマ
「異校種の教育活動および児童生徒の理解」
・授業実践や生徒の発達段階の特徴等に関する理解
「自校種(中学校)との連携・協力の方策立案と異校種の教育活動の良さの活用策の探究」
・教科指導,生徒指導,特別支援教育,学級経営,小中連携教育,中高連携教育,他校との交流教育,保護者や地域との連携等,学校経営,教育課題への対応,実習校の特徴的教育活動に関する
こと
○到達目標
・自己の研究課題を設定し,研究計画を含めた実習計画を作成することができる。
・計画に基づいて,主体的な実習(調査活動,実践,評価)を行うことができる。
・実習校のメンター教員や大学院指導教員等と適切に協議を行い,実習に反映させることができる。
・実習を評価し,報告書を作成・発表することができる。

履修上の注意

大学院の実習科目は対面授業の許可を得ているため、対面での実施(実習先での実習)となる。
必要に応じて、実習の指導に関してオンラインで行う場合がある。その際は指導教員から連絡があるため、メール等のチェックを欠かさずに行ってほしい。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

1.オリエンテーション(実習の意義,実習の概要)
2.大学院指導教員との協議による実践課題の設定と実習計画の作成
3.事前指導
①大学院における事前指導(4時間)
・実習の目的・内容・方法,評価項目,レポートの作成方法等について「実習の手引き」をもとに説明を行う。自己の課題に基づいて実習のテーマを設定し,実習への見通しを立てる。
②実習校における事前指導(16時間)
・実習校の実習担当教員及びメンター教員からの説明を通して,実習校の教育方針,児童生徒の実態,
 実習の内容や留意事項について理解する。実習テーマおよび実習内容について協議を行い,実習計画を確定する。児童生徒の観察および学校施設・教室環境・学校周辺環境等の見学等を行う。
4.実習
(1)小学校における実習を選択した場合
①第1期(1~3日目)
小学校における児童の活動及び実習校のメンター教員による授業実践を参観する。実習校のメンター教員等から聞き取りを行い,児童の実態と授業実践の特色について把握する。
②第2期(4~10日目)
実習校のメンター教員による教育実践の補助等を通して,児童との交流を行う。学習指導案や教育活動案等を作成し,教育実践の準備をする。
③第3期(11~18日目)
作成した学習指導案等による,授業や教育活動を実践する。自らの授業実践を記録し,分析の準備を行う。
④第4期(19~20日目)
授業実践等の結果を分析し,小学校の指導方法の良さや児童の発達段階の特徴,中学校と小学校,幼稚園と小学校との連携のあり方について考察し,レポートを作成・提出する。

→続きはその他へ

成績評価の方法と基準

実習校メンター教員と大学院指導教員が各項目について実習の状況や作成された報告書等を評価し,合計60%以上達成で合格とする。
*実習校メンター教員は、実習への積極性や態度,実習記録の具体性や省察の内容などを踏まえた評価を行う。
*大学院指導教員は、実習校メンター教員の評価を参考に、リフレクションやカンファレンスにおける実習報告の具体性や進捗状況、省察の程度、実習報告の記載の具体性や成果と課題の分析の内容などを総合的に評価する。

開示する試験問題等

評価項目の作成方法と評価基準

開示方法

大学院における事前指導時に開示する

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

特になし

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

小学校学習指導要領,高等学校学習指導要領,実習校において使用される教科書

オフィスアワー

各教員によって異なるため、実習指導教員と事前指導時に確認すること

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

50

20

10

10

10

その他

(2)高等学校における実習を選択した場合
①第1期(1~3日目)
高等学校における生徒の活動及び実習校のメンター教員による授業実践を参観する。実習校メンター教員等から聞き取りを行い,生徒の実態と授業実践の特色について把握する。
②第2期(4~10日目)
実習校のメンター教員による教育実践の補助等を通して,生徒との交流を行う。学習指導案や教育活動案等を作成し,教育実践の準備をする。
③第3期(11~18日目)
作成した学習指導案等による,授業や教育活動を実践する。自らの授業実践を記録し,分析の準備を行う。
④第4期(19~20日目)
授業実践等の結果を分析し,高等学校の指導方法の良さや生徒の発達段階の特徴,高等学校と中学校との連携のあり方について考察し,レポートを作成・提出する。
5.事後指導
①実習校における事後指導(8時間)
・実習における成果と課題の考察,学校長、実習担当教員等からの指導・講評
②大学院における事後指導(4時間)
・異校種の実習を通しての学校観,児童生徒観,教師観の考察
6.カンファレンス(8時間)
・実習生全体による実習の振り返り,成果と課題の明確化と共有,学校課題改善策の協議
7.自己評価,報告書作成
8.報告会(実習生全員による成果・課題の報告会。教育委員会関係者および学校関係者も参加)

○実習は1年次の9月に行う。
○実習は基本的に1日(8時間)の実習を週5日×4週間(20日間)実施する。
○1週目および2週目終了段階で「リフレクション」を設定し,実習校のメンター教員や大学院指導教員等との協議を行い、実習内容や研究内容についての考察を行う。
○受講生は,自身の研究課題に基づき,以下の実施形態の中から事前に選択し,実習を実施する。
・小学校で20日間
・高等学校で20日間