シラバス詳細

タイトル「2025年度」、カテゴリ「理工学研究科(博士前期課程)」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

要求工学特論

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

月3

単位数

2

授業担当教員

掛下 哲郎

講義情報

曜/限追記

月曜4校目

講義形式

本講義は,PBL(Project Based Learning)形式で授業およびチーム演習を行い,学生の実践能力向上を目指します.本授業は,月曜5校目に開講される「ソフトウェア設計特論」との関連が強いため,併せて受講することを勧めます.

講義概要

本講義では、情報システムの企画,要求分析,モデリング,仕様策定,変更管理を行うための各種技術についてPBL形式で指導する。

開講意図

役に立つ情報システムは、システムに関する様々な利害関係者のニーズを分析して、それを満たすものでなければならない。また、曖昧さおよび矛盾のない、完全な仕様書を作成する技術は、情報システム開発に伴うリスクを最小化する。本講義では、情報システムの企画、要求分析、仕様策定を行うための各種技術を学ぶ。

到達目標

本授業では,PBLを通じて以下のスキルを身に付けることを目標としている.
(1) 現状の問題分析
(2) ソフトウェアの企画と要件の取りまとめ(開発構想書)
(3) 仕様書の取りまとめ(要件定義書)

聴講指定

理工学研究科 知能情報工学コース,データサイエンスコース

履修上の注意

・演習の際にはノートPCが必要です.ノートPCは各自で用意してください.
・15回を通してオンライン授業(オンデマンド型)を実施しますが,授業時間帯には出席を取ります.また,授業時間帯には,ライブでの質疑応答も行います(Zoom利用).

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

イントロダクション:要求工学の目的,PBLとは

講義ホームページにて提供している資料の学習

2

超上流工程とソフトウェアの企画

講義ホームページにて提供している資料の学習

3

要求工学知識体系(REBOK)

講義ホームページにて提供している資料の学習

4

要求獲得1:1.ステークホルダの識別,2.現状システムの理解,3.現状システムのモデル化,4.課題の抽出と原因分析

講義ホームページにて提供している資料の学習

5

要求獲得演習

演習レポートの作成

6

相互レビュー

レビュー報告書の作成

7

要求獲得2:5.課題解決に向けたゴールの抽出,6.ゴールを達成する手段の抽出,7.実現すべき将来システムのモデル化

講義ホームページにて提供している資料の学習

8

要求分析:1.要求の分類,2.要求の構造化,3.要求の割り当て,4.要求の優先順位づけ,5.要求交渉,6.開発構想書

情報処理技術者試験「ITストラテジスト試験」午前II試験

9

企画作成演習(開発構想書の作成)

演習レポートの作成

10

開発構想書の相互レビュー

レビュー報告書の作成

11

要求仕様化:1.ビジネス/プロダクト要求の文書化,2.システム要求の仕様化,3.ソフトウェア要求の仕様化,4.要件定義書

情報処理技術者試験「ITストラテジスト試験」午前II試験1~2

12

要求仕様化演習(仕様書の作成)

演習レポートの作成

13

仕様書の相互レビュー

レビュー報告書の作成

14

成果発表会の準備

演習レポートの作成

15

成果発表会(仕様書のプレゼンテーション)

プレゼンテーションの準備・フォローアップ

成績評価の方法と基準

授業中に各種のモデリング演習を行なう。6回のレポートは,以下のように到達目標と対応付けられている.

(1) 現状の問題分析:30%
 要求獲得演習(第5回, 第6回)
(2) ソフトウェアの企画と要件の取りまとめ:30%
 企画作成演習(第9回~第10回)
(3)仕様書の取りまとめ:40%
 仕様書作成演習および成果発表会(第12回~第15回)

各レポートを内容および分かりやすさに基づいて5段階評価し,上記の割合で成績評価を行なう.

開示する成績評価の根拠資料等

演習課題の解答例を開示する.

開示方法

演習の際に考え方を説明する.また,締め切り後の授業で解答例を提示して講評を行う.解答例の閲覧を希望する学生は,当該課題の締め切り後,学期末日までに来室すること.ただし,課題レポート提出者に限る.

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

使用しない

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

ソフトウェア要求管理:新世代の統一アプローチ

1

ディーン レフィングウェル, ドン ウィドリグ

ピアソン・エデュケーション

2002

978-4894712416

要求工学概論:要求工学の基本概念から応用まで

大西淳監修,妻木俊彦,白銀純子著

近代科学社

2009

978-4-7649-0372-2

要求工学知識体系

1

情報サービス産業協会REBOK企画WG編著

近代科学社

2011

978-4764904040

実例で学ぶソフトウェア開発

1

NTTデータソフトウェア工学推進センタ編著

オーム社

2008

978-4-274-50172-2

アイデア・メーカー: 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する教科書&問題集

1

山口 高弘 著

東洋経済新報社

2015

978-4492557556

要求を仕様化する技術・表現する技術 : 入門+実践 : 仕様が書けていますか?

改訂第2版

清水吉男著

技術評論社

2010

9784774142579

オフィスアワー

水曜日2校時(予約不要)および随時(要予約).電子メール相談,Zoom面談可

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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