科目情報
コースナンバリング |
4-548x-704 |
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科目名 |
要求工学特論 |
開講学期 |
前期 |
開講時期 |
1クォータ |
曜日・校時 |
月3 |
単位数 |
2 |
授業担当教員 |
掛下 哲郎 |
講義情報
曜/限追記
月曜4校目 |
講義形式
本講義は,PBL(Project Based Learning)形式で授業およびチーム演習を行い,学生の実践能力向上を目指します.本授業は,月曜5校目に開講される「ソフトウェア設計特論」との関連が強いため,併せて受講することを勧めます. |
講義概要
本講義では、情報システムの企画,要求分析,モデリング,仕様策定,変更管理を行うための各種技術についてPBL形式で指導する。 |
開講意図
役に立つ情報システムは、システムに関する様々な利害関係者のニーズを分析して、それを満たすものでなければならない。また、曖昧さおよび矛盾のない、完全な仕様書を作成する技術は、情報システム開発に伴うリスクを最小化する。本講義では、情報システムの企画、要求分析、仕様策定を行うための各種技術を学ぶ。 |
到達目標
本授業では,PBLを通じて以下のスキルを身に付けることを目標としている. |
聴講指定
理工学研究科 知能情報工学コース,データサイエンスコース |
履修上の注意
・演習の際にはノートPCが必要です.ノートPCは各自で用意してください. |
授業計画
回 |
内容 |
授業以外の学習 |
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1 |
イントロダクション:要求工学の目的,PBLとは |
講義ホームページにて提供している資料の学習 |
2 |
超上流工程とソフトウェアの企画 |
講義ホームページにて提供している資料の学習 |
3 |
要求工学知識体系(REBOK) |
講義ホームページにて提供している資料の学習 |
4 |
要求獲得1:1.ステークホルダの識別,2.現状システムの理解,3.現状システムのモデル化,4.課題の抽出と原因分析 |
講義ホームページにて提供している資料の学習 |
5 |
要求獲得演習 |
演習レポートの作成 |
6 |
相互レビュー |
レビュー報告書の作成 |
7 |
要求獲得2:5.課題解決に向けたゴールの抽出,6.ゴールを達成する手段の抽出,7.実現すべき将来システムのモデル化 |
講義ホームページにて提供している資料の学習 |
8 |
要求分析:1.要求の分類,2.要求の構造化,3.要求の割り当て,4.要求の優先順位づけ,5.要求交渉,6.開発構想書 |
情報処理技術者試験「ITストラテジスト試験」午前II試験 |
9 |
企画作成演習(開発構想書の作成) |
演習レポートの作成 |
10 |
開発構想書の相互レビュー |
レビュー報告書の作成 |
11 |
要求仕様化:1.ビジネス/プロダクト要求の文書化,2.システム要求の仕様化,3.ソフトウェア要求の仕様化,4.要件定義書 |
情報処理技術者試験「ITストラテジスト試験」午前II試験1~2 |
12 |
要求仕様化演習(仕様書の作成) |
演習レポートの作成 |
13 |
仕様書の相互レビュー |
レビュー報告書の作成 |
14 |
成果発表会の準備 |
演習レポートの作成 |
15 |
成果発表会(仕様書のプレゼンテーション) |
プレゼンテーションの準備・フォローアップ |
成績評価の方法と基準
授業中に各種のモデリング演習を行なう。6回のレポートは,以下のように到達目標と対応付けられている. |
開示する成績評価の根拠資料等
演習課題の解答例を開示する. |
開示方法
演習の際に考え方を説明する.また,締め切り後の授業で解答例を提示して講評を行う.解答例の閲覧を希望する学生は,当該課題の締め切り後,学期末日までに来室すること.ただし,課題レポート提出者に限る. |
教科書
資料名 |
版 |
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
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使用しない |
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参考図書
資料名 |
版 |
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
|
ソフトウェア要求管理:新世代の統一アプローチ |
1 |
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ディーン レフィングウェル, ドン ウィドリグ |
ピアソン・エデュケーション |
2002 |
978-4894712416 |
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要求工学概論:要求工学の基本概念から応用まで |
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大西淳監修,妻木俊彦,白銀純子著 |
近代科学社 |
2009 |
978-4-7649-0372-2 |
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要求工学知識体系 |
1 |
|
情報サービス産業協会REBOK企画WG編著 |
近代科学社 |
2011 |
978-4764904040 |
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実例で学ぶソフトウェア開発 |
1 |
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NTTデータソフトウェア工学推進センタ編著 |
オーム社 |
2008 |
978-4-274-50172-2 |
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アイデア・メーカー: 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する教科書&問題集 |
1 |
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山口 高弘 著 |
東洋経済新報社 |
2015 |
978-4492557556 |
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改訂第2版 |
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清水吉男著 |
技術評論社 |
2010 |
9784774142579 |
リンク
オフィスアワー
水曜日2校時(予約不要)および随時(要予約).電子メール相談,Zoom面談可 |
アクティブラーニング導入状況
アクティブラーニング導入状況 |
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カテゴリー4 |
カテゴリー3 |
カテゴリー2 |
カテゴリー1 |
カテゴリー0 |
学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING |
グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT |
学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION |
学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION |
基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT |
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