科目情報
コースナンバリング |
2069x-121 |
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科目名 |
ヘリテージサイエンス |
開講学期 |
前期 |
開講時期 |
2クォータ |
曜日・校時 |
火4、火5 |
単位数 |
2 |
授業担当教員 |
石井 美恵 |
講義情報
曜/限追記
前期 後半 火4/5限 14:40-18:00 |
講義形式
演習 対面 Teams コード x74xuvq |
講義概要
日本の伝統的な衣服である「きもの」の観察と調査、収蔵、保存修復について学びます。テキスタイル・コンサヴェーション(染織品保存修復科学)がテーマです。古代から現代までの着物の発達史を概観します。様々な生地や繊維の科学分析や染料の鑑別法について学びます。素材を顕微鏡や薬品で鑑別する方法を実験し、染織品の保存管理(収蔵、展示、取り扱い)について学習します。 |
開講意図
日本の民族衣装である「きもの」への理解を深め、有形文化財としてだけでなく、きものにまつわる様々な技術を学ぶことで、無形文化財としての継承がきもの文化を維持するために必要であることを認識することを意図しています。 |
到達目標
染織文化財の保存について、その歴史、哲学、保存倫理、処置の科学理論と実践を理解できるようになること。 |
聴講指定
授業時間外の課題が毎週ありますので、それを踏まえて履修してください。 |
履修上の注意
授業ではテキストを配布します。 |
授業計画
回 |
内容 |
授業以外の学習 |
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1 |
6月11日 ①日本の着物の歴史概説 ②染織文化財の保存概説 |
課題を予習復習する。 |
2 |
6月16日①着物(現代)の観察と調査、取り扱い、収蔵 ②染織品の繊維と製織技法 |
課題を予習復習する。 |
3 |
6月18日 ①組織のサンプル作成 ②退色試験カードの作成 |
課題を予習復習する。 |
4 |
6月25日①着物の観察と調査(江戸時代)②染織品の染色技法 |
課題を予習復習する。 |
5 |
7月2日 天然染料(直接染料・建染染料)で染める(実習)エプロンや汚れてもよい服装できてください。 |
課題を予習復習する。 |
6 |
7月9日 ①天然染料(媒染染料)で染める |
課題を予習復習する。 |
7 |
7月16日 染料の鑑別試験 ①光学調査 ②試薬呈色試験 |
課題を予習復習する。 |
8 |
7月23日 江戸時代の染織品の観察と調査(実資料を調査し、作品レポートを作成する) |
課題を予習復習する。 |
成績評価の方法と基準
実習課題の提出が60%以上 |
開示する成績評価の根拠資料等
成績に関するすべてを開示 |
開示方法
個別対応 |
教科書
資料名 |
版 |
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
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The primary structures of fabrics : an illustrated classification |
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by Irene Emery |
Thames & Hudson |
2009 |
: pbk |
9780500288023 |
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青木正明著 |
日刊工業新聞社 |
2019 |
9784526079665 |
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新装版 |
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美術出版社 |
2012 |
|
中澄博行, 福井寛著 |
日刊工業新聞社 |
2016 |
9784526075261 |
||
染織 染を学ぶ (はじめて学ぶ芸術の教科書) |
||
高木光司 |
京都造形芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎 |
2019 |
4909439226 |
||
織物に見るシルクロードの文化交流―トゥルファン出土染織資料 錦綾を中心に |
||
坂本和子 |
同時代社 |
2012 |
4886837190 |
||
すぐわかる産地別 染め・織りの見わけ方 |
||
道明美保子 丸山伸彦 |
東京美術 |
2021 |
インド染織の現場 (フィールドワーク選書) |
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上羽陽子 |
臨川書店 |
2015 |
465304242X |
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京都造形芸術大学編 |
角川書店 |
1999 |
9784046513090 |
参考図書
資料名 |
版 |
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
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装いの美術史:織りと染めが彩なす服飾美 2023 思文閣出版 4784220534 |
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歴史を拓いた明治のドレス 2022 吉原康和 ジー・ピー 4910428216 |
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写真でみる 紫式部の有職装束図鑑 2023 仙山宗久 創元社 4422201700 |
オフィスアワー
火曜日12時から13時 |
アクティブラーニング導入状況
アクティブラーニング導入状況 |
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カテゴリー4 |
カテゴリー3 |
カテゴリー2 |
カテゴリー1 |
カテゴリー0 |
学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING |
グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT |
学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION |
学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION |
基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT |
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