シラバス詳細

タイトル「2024年度」、カテゴリ「芸術地域デザイン学部」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

美術史Ⅲ

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

火4、火5

単位数

2

授業担当教員

石井 美恵

講義情報

曜/限追記

前期 前半 火4/5 14:40-18:00

講義形式

対面 教室:4F南 演習室 Teams クラスコード ji1umrv

講義概要

美術の鑑賞力を高めるために、美学の基礎について文献を購読します。そして視覚芸術に関する色について学ぶために色彩論と体験的な色彩の実験を通じて学びます。2コマ連続ですので前半は美学、後半は色彩論です。美術鑑賞を「感想」で終わらせるのではなく、美とはなにか、見るとは何かを問うてきた人間の考え方に触れて、それを糧に言語力と鑑賞力を高めてゆきます。作品を見る→分析する→考察・言語化する→見るというのは、美術史研究手法で大切ですので、美術館やギャラリー等で作品を鑑賞し、学生は最終発表で作品について言語化して発表してください。美学の購読では佐々木健一『美学辞典』、柳宗悦『仏教美学』、伊藤亜紗『記憶する体』(2019)を、色彩論では日本色彩学会『色彩用語辞典』、ヨハネス・イッテン『色彩論』、ジョゼフ・アルバース『配色の設計』を使用します。基本図書ですので図書館で借りるか、購入するのを薦めます。

開講意図

美術の鑑賞教育を意図しています。

到達目標

表象の背景に何があるのか、思想、技法、色彩について注目し、心をとめられるようになるとよいです。

聴講指定

美術館や博物館、ギャラリー等で作品の展示をみること。自然に触れること。人と話をすること。

履修上の注意

購読の時はテキストを輪読します。各自で美学の概念に関する事例を探して発表し、討議します。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

4月9日 ①美学購読 佐々木健一『美学辞典』「美学」「美」 ②色彩論概説/ヨハネス・イッテンの色彩論

色彩論課題に取り組む 佐々木健一「美学辞典 模倣」、 図式」の購読をする
 

2

4月16日 ①美学購読 『美学辞典』「自然美」「芸術」②ジョセフ・アルバース『配色の設計』月25日 

自然・美 「美学辞典 自然美」の購読

3

4月23日 休講 課題①ヨハネス・イッテンの色彩論 ②ジョセフ・アルバース『配色の設計』(①を終えた人)

課題に取り組む

4

5月7日 ①美学購読『美学辞典』「天才」「創造性 ② ジョセフ・アルバース『配色の設計』 注意:4月30日は月曜日の補講日のため火曜日の授業はありません。

発表の準備

5

5月14日 美学購読 柳宗悦『仏教美学』「民藝」② 民藝と工芸 (実資料をみます)     

課題の取り組み

6

5月21日 ①美学購読『仏教美学』「自力と他力」②日本の服飾と伝統的染色技術  (実資料をみます)

発表準備」

7

5月28日 ①美学購読 伊藤亜紗『記憶する体』②記憶と色

発表準備

8

6月4日 ①美学購読 伊藤亜紗『記憶する体』②記憶と色

発表準備

成績評価の方法と基準

課題、発表60%以上で評価します。

開示する成績評価の根拠資料等

課題を開示します。

開示方法

授業内で開示するととものTeamsクラスファイルにもアップロードします。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

美学辞典

佐々木健一著

東京大学出版会

1995

9784130802000

美学への招待

佐々木健一著

中央公論新社

2004

9784121017413

他力の自由 : 浄土門仏教論集成

柳宗悦著

書肆心水

2016

9784906917617

美学の事典

美学会

丸善出版

2020

4621305425

手の倫理

伊藤 亜紗

講談社

2020

4065213533

記憶する体

伊藤 亜紗

春秋社

2019

439333373X

目の見えない人は世界をどう見ているのか

伊藤 亜紗

光文社

2015

4334038549

柳宗悦宗教思想集成

柳宗悦

書肆心水

2015

4906917488

バウムガルテンの美学:図像と認識の修辞学

2020

井奥陽子

慶應義塾大学出版会

476642655X

配色の設計 : 色の知覚と相互作用

ジョセフ・アルバース著 ; 永原康史監訳 ; 和田美樹訳

ビー・エヌ・エヌ新社

2016

9784802510240

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門

ドミニク・マカイヴァ―・ロペス

勁草書房

2023

4326852011

近代美学入門

井奥 陽子

ちくま新書

2023

4480075844

庭のかたちが生まれるとき:庭園の詩学と庭師の知恵

2023

山内 朋樹

フィルムアート社

4845923009

美学の練習

2023

津上
津上 英輔

春秋社

43933333926

オフィスアワー

メールにて問い合わせしてください。mishii@cc.saga-u.ac.jp

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

30

20

20

15

15

その他

各授業での話題に関する自分の考えをまとめ、次の週までにOffice 365 Teamsのクラスノートにアップロードしてください。これが課題です。試験および学期末の課題はありません。