シラバス詳細

タイトル「2024年度」、カテゴリ「理工学部」

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科目情報

コースナンバリング

2-548i-238

科目名

情報システム実験

開講学期

後期

開講時期

3クォータ

曜日・校時

木4、木5

単位数

2

授業担当教員

掛下 哲郎

講義情報

学士力番号

1(3), 2(1), 2(2), 2(3)

講義形式

パソコンを用いた実験を行う.

講義概要

大多数の情報システムはデータベースを重要な構成要素としている.本実験では,データベースを有効に活用する技術を身に付けるとともに,情報システムの構成要素(テーブル,クエリー,フォーム,プログラム)を理解し,それらを適切に活用できる系統的な設計技術を,学生に身に付けさせることを目的としている.

開講意図

データベースを含んだ情報システムを系統的に設計・実装することを通じて、情報システムの構築に関する技術を学ぶ。

到達目標

・情報システムの各階層の構造,機能および動作を理解している.
・情報システムの各階層間の関係を理解している.
・データベースの設計およびデータベースを含んだ情報システムの設計を系統的に行える.
・データベースを含んだ情報システムを,設計に従って実装できる.
・オフィスソフトウエアを活用できる.
・与えられた課題を理解し,その目的や問題解決の意義を資料としてまとめることができる.
・グループで協調しながら与えられた問題を解決できる.

聴講指定

知能情報システム工学コース,情報ネットワーク工学コース,データサイエンスコース

履修上の注意

・ノートPCが必要です.大学が用意したMicrosoft Access 2019およびAstah Professionalをインストールして実験を行ないます.
・本授業は15回を通してハイブリッド授業(ハイフレックス方式)を実施します.学生は遠隔受講と対面受講を自由に選んで受講できます.どちらの受講方式を選択した場合でも,授業時間帯には出席を取ります.授業はオンデマンドビデオを用いて行い,授業時間帯には,ライブでの質疑応答も行います(Zoom利用).

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

導入:ルーブリック評価表について,情報システムの目的と概要,リレーショナルデータベースの基本概念,Microsoft Accessとastah professionalのインストール,ER図の作成

ER図の作成演習

2

SPJクエリー:SPJクエリーの概念,SPJクエリーの作成手順

SPJクエリー演習

3

集計クエリーとパラメータクエリー:集計クエリーの作成手順,パラメータクエリー,クエリー中での計算,クロス集計クエリー

集計クエリーおよびパラメータクエリー演習

4

SQL:SPJクエリー,集計クエリー,入れ子クエリー,ユニオンクエリー等の記述

SQL演習

5

クエリーを用いたデータ分析

クエリー設計演習,クエリー実装演習

6

クエリー設計・実装のレビュー

他の学生が作成したクエリー設計レポートのレビュー

7

レビュー結果に基づくクエリー設計・実装の修正

クエリー設計・実装の修正

8

利用者インタフェース:利用者インタフェースの重要性,ユーザーインタフェース部品(コントロール)とプロパティ設定,フォームの設計と実装

フォーム設計演習,レビュー結果に基づくクエリー設計・実装の修正

9

利用者インタフェースの設計と実装

フォーム設計演習(続き)

10

フォームとクエリーのレビュー

他の学生が作成したフォーム設計レポートのレビュー

11

レビュー結果に基づく,フォームおよびクエリーの設計・実装の修正

Microsoft Excelの使い方

12

データ入力演習

「データベース」の復習

13

データベースの設計:データベーススキーマの設計(計算で求められる属性の抽出,属性と属性値の使い分け,関数従属性の抽出,第三正規形)

スキーマ設計演習

14

データ入力のレビュー,データベースの統合

DB統合演習

15

データベースアプリケーションの企画

DBアプリ企画・設計演習

成績評価の方法と基準

[成績評価基準]
・情報システムの各階層の構造,機能および動作を理解している.
・情報システムの各階層間の関係を理解している.
・データベースの設計およびデータベースを含んだ情報システムの設計を系統的に行える.
・データベースを含んだ情報システムを,設計に従って実装できる.
・オフィスソフトウエアを活用できる.
・与えられた課題を理解し,その目的や問題解決の意義を資料としてまとめることができる.
・グループで協調しながら与えられた問題を解決できる.

[成績評価方法]
各回のレポートの配点は以下のとおりである.各レポートは,初回の授業で説明するルーブリックに基づいて評価する.ただし,レポート等の提出期限を守らなかった場合には減点の対象とする.
• 第1週~第7週レポート:クエリの企画,設計,実装およびレビュー(40%)
• 第8週~第11週レポート:フォームの企画,設計,実装およびレビュー(30%)
• 第12週~第14週レポート:テーブルの設計,データ入力およびデータ統合(20%)
・第15週レポート:総合課題(10%)

開示する成績評価の根拠資料等

レポートの解答例を開示する。

開示方法

レポートの考え方は授業中に説明するが,解答例の閲覧を希望する者(レポート提出者に限る)は、当該レポートの提出期限後,学期末までのオフィスアワーの時間帯に研究室まで来ること。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

できるAccess パーフェクトブック 困った!&便利ワザ大全 2019/2016/2013&Microsoft 365対応 できるシリーズ

きたみあきこ (著), 国本温子 (著), できるシリーズ編集部 (著)

インプレス

2021

 

978-4295011125

 

 

 

 

 

 

オフィスアワー

水曜日2校時および随時(要予約)。電子メール相談可(メールアドレスは教員HPを参照のこと)。

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

5

15

30

30

20

その他

・ルーブリック表は講義ホームページで開示する.
・各回の授業における質問やコメント等をZoomのチャットを通じて収集する.主要なコメントや質問に対しては,講義ホームページにて回答を示す.