シラバス詳細

タイトル「2023年度」、カテゴリ「教養教育科目」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

西洋史

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

水2

単位数

2

授業担当教員

岡本 託

講義情報

学士力番号

1.(1)、3.(1)

講義形式

講義
※担当者の業務の都合により、第3回授業(4/27)、第7回授業(6/1)、第9回授業(6/15)、第11回授業(6/29)、第13回授業(7/13)は動画配信のオンデマンド授業を実施いたしますので、ご了承ください。

講義概要

 近現代ヨーロッパ(フランス)の歴史をさまざまなトピックに分けて学んでいく。現代社会には教育、家族、宗教、移民、言語、政治などの分野において、さまざまな社会問題が存在し、これらの社会問題の起源・本質を知るために19世紀のヨーロッパの歴史を考察する。また、同時代の日本の歴史を比較検討することで、近現代の歴史についてグローバルに学んでいく。

開講意図

 現在、EUの主要国であるフランスは教育、家族、宗教、移民、言語、政治において多様な問題を抱えている。しかし、これらの問題は現代に突然発生したものではなく、その起源と本質を知るためには19世紀にまで遡らなければならない。そこで、本講義では、これらの問題が19世紀から現代へと、どのように受け継がれていったのかを考えていく。また、ヨーロッパの事例だけではなく日本の歴史との比較と関連性の解明も随時おこなっていく。そのことにより、ヨーロッパの歴史と日本の歴史において異なる点と共通する点とを明らかにしながら、近現代の歴史についてグローバルに学んでいく。

到達目標

1. 外国の歴史を知ることで、時間と空間の双方で自分の立ち位置を認識できる能力を養います。同時に、日本(=自分)とは異なる国の価値観や社会的・文化的背景を理解することで、グローバルな価値観を身につけることを目指します。
2. さまざまな角度から、ものごとを捉えることができる能力を養います。
3. 各項目に対して自分なりの意見をもてるようにします。 

履修上の注意

 歴史上の出来事を年代順に説明していくスタイルの授業ではありませんので、これまで世界史にあまり関心が持てなかった方でも受講に際しての問題はありません。また、授業で取り上げるテーマは、現代を生きるみなさんの日常に関係する項目も多くあり、自らとそれらの項目との関係性を常に意識しながら受講してください。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

イントロダクション:本講義の目的と授業の進め方の説明/「外国の歴史を知ることにどのような意味があるのか」

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

2

宗教の歴史:政教分離とは何か/現在の宗教問題との関わりとは

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

3

少子化と移民の歴史:200年前からの少子化国フランス/移民の「フランス人」化

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

4

ジェンダーの歴史:女性の就業・子育て/議会への女性の進出

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

5

社会福祉の歴史:映画「レ・ミゼラブル」にみる19世紀の貧困/貧困に対する国家権力の介入

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

6

近代都市の歴史:19世紀パリの都市改造

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

7

スポーツの歴史:娯楽としてのスポーツ/国民的アイデンティティとしてのスポーツ

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

8

教育の歴史:十字架(教会)から三色旗(公教育)へ/義務・無償の教育が成立するまでの苦悩

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

9

言語政策の歴史:近代「フランス語」の誕生とグローバリズムの中の地方言語

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

10

近代議会と民衆の政治参加の歴史:万人の代表となるまで/なぜ選挙に行くべきなのか

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

11

近代科学の歴史:科学革命が近代社会に与えた影響

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

12

戦争と社会の歴史①:世界初の総力戦(第一次世界大戦)の衝撃/久留米捕虜収容所(ドイツ兵が収容)の記憶

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

13

戦争と社会の歴史②:ポピュリズムの到来/新たな総力戦(第二次世界大戦)の勃発と展開

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

14

植民地の歴史:フランス植民地帝国とその後/ベトナムとアルジェリアの独立戦争

授業内容を整理し、課題が出された際はそれに取り組む

15

九州・佐賀とヨーロッパの交流史:ザビエルが布教に来た理由とは/なぜ有田焼は神聖ローマ帝国で好まれたのか/1867年パリ万国博覧会と佐賀藩の挑戦

授業内容を整理し、テストに向けての復習をおこなう

成績評価の方法と基準

最終レポート40%、コメントペーパー(質問・感想用紙)40%(毎回の授業終了時に感想や質問などを記入します。担当教員は次回授業時の冒頭にそれらの質問に答えます)、授業中の課題20%

開示する成績評価の根拠資料等

最終レポート、コメントペーパー、課題の成績評価の基準については、希望者に開示します。

開示方法

メールまたは面接による。面接希望者は事前にメールで希望日時を連絡し、調整のうえ決定します。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

教科書は使用せず、講義では主にパワーポイントを用います。

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

新しく学ぶフランス史

平野千果子編著

ミネルヴァ書房

2019

9784623085989

フランスの歴史を知るための50章

中野隆生, 加藤玄編著

明石書店

2020

9784750350219

フランス7つの謎

小田中直樹

文春新書

2005

4166604279

オフィスアワー

月曜日4校時

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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その他

理工学部の技術者教育(JABEE)プログラムでは,「人類のさまざまな文化や社会に関する知識を基に,多面的に物事を考える」能力を養成するために,下記の学習・教育到達目標を掲げています.基本教養科目(文化の分野)の修得により,下記の学習・教育到達目標が達成されます.
(機械システム工学科)学習・教育到達目標(7-1)
(電気電子工学科 [2023 年度卒業生まで])学習・教育到達目標(D1)
(理工学科機械エネルギー工学コース)学習・教育到達目標(7-1)
(理工学科メカニカルデザインコース)学習・教育到達目標(7-1)