科目情報
コースナンバリング |
3702x-121 |
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科目名 |
美術史Ⅲ |
開講学期 |
前期 |
開講時期 |
1クォータ |
曜日・校時 |
火3、火4 |
単位数 |
2 |
授業担当教員 |
石井 美恵 |
講義情報
曜/限追記
火3 13:00-16:10 |
講義形式
対面講義 + 美術館見学 + (オンライン発表) 教室:地域デザイン演習室4F Teams クラスコード ji1umrv |
講義概要
自らが感じている事柄を言語化して表現することは芸術のキューレーティングスキルとして大切です。今年から2コマ半期開講として、実物の作品を見たうえで、作品の分析を行います。見る→分析する→考察する→見るという、美術史の方法を実際に経験しながら学びます。購読では佐々木健一『美学辞典』東京大学出版会、2006年を使用し、視覚芸術の背景にある哲学(考え方)を深めます。テキストは授業でコピーを配布しますが、美学芸術学の基本図書ですので図書館で借りるか、購入するのを薦めます。展覧会は2つ見学します。1つ目は佐賀県立美術館「ヨーロッパ絵画の美の400年」展です。西洋の古典作品を通じて、西洋絵画に表現されている哲学、宗教、世界観について考察します。2つ目の展覧会は長崎県立美術館の「てくてくテクネ―」展です。現代美術の素材と制作技法を通じて鑑賞を考えます。購読では伊藤亜紗「記憶する体」春秋社、2019年を使用します。美術を通じてテクネー(美、技)の変化について考えます。長崎県立美術館は現地集合、現地解散としますので、交通費(佐賀駅⇔長崎 往復9400円)がかかります。どちらの展覧会も入場料が必要です。これらを踏まえて履修してください。 |
開講意図
見て、感じて、言語化することを学んでゆきます。美術を表現するための言葉について考えてゆきます。 |
到達目標
何かを別の視点でみてみることで思考の変化に心をとめられるようになるとよいです。 |
聴講指定
展覧会を必ずみること。 |
履修上の注意
購読の時はテキストを輪読します。各自で事例を探してPPで発表し、討議します。美術館の展覧会は現地見学するので、休まないようにしましょう。履修は3年生以上です。 |
授業計画
回 |
内容 |
授業以外の学習 |
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1 |
4月12日 佐々木健一「美学辞典」の紹介 色彩論概論、色彩論課題の提示 |
色彩論課題に取り組む 佐々木健一「美学辞典 模倣」、 図式」の購読をする |
2 |
4月19日 佐賀県立美術館「ヨーロッパの美の400年」展見学。13:15に美術館前に集合 16:00現地解散 入場料がかかります |
自然・美 「美学辞典 自然美」の購読 |
3 |
4月26日 ヨーロッパの美の400年展の作品分析 ① 作者の制作意図、歴史背景、図式、模倣、色彩、自然美 絵画を1点選び、目視、文献調査を行い要素を分析する。 絵画の色彩分析法。図書館を使用した文献調査。 |
絵画の分析のために再度実作品をみにゆくこと 佐々木健一「美学辞典 美的判断」の購読 |
4 |
5月10日 ヨーロッパの美の400年展の絵画の分析 ② |
発表の準備 |
5 |
5月17日 ヨーロッパの美の400年展の絵画の分析 ③ |
課題の取り組み |
6 |
5月24日 → 5月28日土曜日 長崎県立美術館「てくてくテクネ―」展 |
発表準備」 |
7 |
5月31日 「てくてくテクネ―展」作品分析 ① |
発表準備 |
8 |
6月7日 作品分析の発表 |
伊藤亜紗「記憶する身体」春秋社2019年。 |
成績評価の方法と基準
課題、発表60%以上で評価します。 |
開示する試験問題等
課題を開示します。 |
開示方法
授業内で開示するととものTeamsクラスファイルにもアップロードします。 |
教科書
資料名 |
版 |
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
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佐々木健一著 |
東京大学出版会 |
1995 |
9784130802000 |
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佐々木健一著 |
中央公論新社 |
2004 |
9784121017413 |
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美学 |
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アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン |
講談社 |
2016 |
美学の事典 |
||
美学会 |
丸善出版 |
2020 |
4621305425 |
||
手の倫理 |
||
伊藤 亜紗 |
講談社 |
2020 |
4065213533 |
||
記憶する体 |
||
伊藤 亜紗 |
春秋社 |
2019 |
439333373X |
||
目の見えない人は世界をどう見ているのか |
||
伊藤 亜紗 |
光文社 |
2015 |
4334038549 |
||
柳宗悦宗教思想集成 |
||
柳宗悦 |
書肆心水 |
2015 |
4906917488 |
||
バウムガルテンの美学:図像と認識の修辞学 |
2020 |
|
井奥陽子 |
慶應義塾大学出版会 |
476642655X |
参考図書
資料名 |
版 |
|
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著者名 |
発行所名・発行者名 |
出版年 |
備考(巻冊:上下等) |
ISBN |
|
ヴァレリー 芸術と身体の哲学 |
||
伊藤亜紗 |
講談社 |
2021 |
4065223822 |
||
手の倫理 |
||
伊藤亜紗 |
講談社 |
2020 |
4065213533 |
||
「利他」とは何か |
||
伊藤亜紗 |
集英社 |
2021 |
4087211584 |
||
目の見えない人は世界をどうみているのか |
||
伊藤亜紗 |
光文社 |
2015 |
4309256643 |
||
美学・芸術学研究 |
||
青山昌文 |
放送大学 |
2019 |
4595141181 |
||
芸術は世界といかに関わるか:シェリング、ニーチェ、カントの美学から |
||
Dieter J'ahing |
三元社 |
2018 |
4883034631 |
||
芸術作品の根源 |
||
マルティン・ハイデッカー |
平凡社 |
2008 |
4582766455 |
||
危険な「美学」 |
||
津上 英輔 |
集英社インターナショナル |
2019 |
4797680447X |
||
ふつう |
||
深澤直人 |
D&DEPARTMENT PROJECT |
2020 |
4903097625 |
||
日本のデザイン――美意識がつくる未来 |
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原研哉 |
岩波新書 |
2011 |
4004313333 |
オフィスアワー
メールにて問い合わせしてください。mishii@cc.saga-u.ac.jp |
アクティブラーニング導入状況
アクティブラーニング導入状況 |
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カテゴリー4 |
カテゴリー3 |
カテゴリー2 |
カテゴリー1 |
カテゴリー0 |
学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING |
グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT |
学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION |
学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION |
基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT |
30 |
20 |
20 |
15 |
15 |
その他
各授業での話題に関する自分の考えをまとめ、次の週までにOffice 365 Teamsのクラスノートにアップロードしてください。これが課題です。試験および学期末の課題はありません。 |