シラバス詳細

タイトル「2022年度」、カテゴリ「教養教育科目」

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科目情報

コースナンバリング

1-700x000

科目名

芸術論

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

水2

単位数

2

授業担当教員

吉住 磨子、栗山 裕至

講義情報

学士力番号

1(1),2(1),3(1)(3)

曜/限追記

2023年度は開講しません

講義形式

講義

講義概要

講義は二人の講師によって前半と後半に分けて行なわれます。前半は、精神医学や臨床心理学の基礎理論に基づきながら、人間の精神構造や無意識の心理、創造性や病理の関係などを概説する。それらの内容を受けて、具体的に造形芸術家の例をあげ、病跡学的解説を行います。後半は、社会の中で周縁におかれた人々の図像を通して、ヨーロッパ社会の権力や中心を相対化することを試みます。

開講意図

前半は、造形的な創造活動と精神との関係について理解し、造形芸術への関心や理解を深めてもらうことを開講意図とします。後半は、ヨーロッパの歴史の中で、同性愛者、黒人、娼婦、乞食たちは社会の中でどのような位置にいたのかを西洋美術に描かれた彼ら/彼女らのイメージからわかるようになる。キリスト教や性に対する人々の考えや、他者化するということ、差別-被差別の問題について考えるきっかけになることを開講意図とします。

到達目標

1.前半の到達目標は、造形的な創造活動がどのように心理的変化と関係しているのかについて理解することができるようになるということです。
2.後半は、古代(ギリシャ、ローマ時代)、中世、ルネッサンス、バロック、初期近代、近代、そして現代というヨーロッパの歴史の流れがおおよそつかめるようになること。その中で、異教者たち、ホモセクシュアル、黒人といった人々がキリスト教中心の社会の中で支配者や権力者からどのように思われ、どのように利用されたかを絵画や彫刻を通して知るようになること。以上を到達目標とします。

聴講指定

受講者数の上限を70名程度とします。

履修上の注意

講義資料としてプリントを配布します。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

授業ガイダンス

シラバスをよく読み,可能であれば,関連するテーマの資料や文献を見たり,ネットで情報を得たりしておくことをお勧めする。

2

精神分析学の基本的内容について概説する。

配布資料の再読

3

精神分析学の理論に基づいた芸術解釈について概説する。

同上

4

分析心理学の基本的内容について概説する。

同上

5

分析心理学の理論に基づいた芸術解釈について概説する。

同上

6

造形芸術家の例を取り上げ、病跡学的関連から解説を行う(1)

同上

7

造形芸術家の例を取り上げ、病跡学的観点から解説を行う(2)

同上

8

造形芸術家の例を取り上げ、病跡学的観点から解説を行う(3)

同上

9

芸術論後半の授業のガイダンス。授業の内容、成績評価の方法、その他の諸注意。

関連する文献の検索を始める。

10

同性愛者たちの図像。

授業の内容をよく理解しておく。関連する文献に目を通したり、ネットで情報を得たりしておく。

11

同性愛者たちの図像。黒人の図像。

同上

12

黒人の図像。

同上

13

乞食の図像。

同上

14

乞食の図像。娼婦の図像。

同上

15

娼婦の図像。全体のまとめ。確認テスト。

同上

成績評価の方法と基準

前半は平常点(60%)、レポートによる評価(40%)から,到達目標1にどの程度達しているかを判断します。一方,後半は、出席(欠席は2回まで)状況に加えて、確認テストの成績によって,到達目標2にどの程度達しているかを評価します。最終的には,二人の講師の評価を合算して評価します。

開示する試験問題等

前半は、試験問題と過去のレポート例。後半は、確認テストの模範解答例。

開示方法

前半は履修者全員の成績確定後に開示する。希望者はそのつど申し出ること。後半は、試験日から1週間、授業担当者の研究室にてお見せします。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

とくになし。

オフィスアワー

木3(栗山)、木4(吉住)

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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その他

<理工学部の技術者教育(JABEE)プログラムでは,「人類のさまざまな文化や社会に関する知識を基に,多面的に物事を考える」能力を養成するために,下記の学習・教育到達目標を掲げています.基本教養科目(文化の分野・現代社会の分野)の修得により,下記の学習・教育到達目標が達成されます.>
(機能物質化学科機能材料化学コース[2022年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(機械システム工学科)学習・教育到達目標(7-1)
(電気電子工学科 [2023年度卒業生まで])学習・教育到達目標(D1)
(理工学科応用化学コース[2022年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(理工学科機械エネルギー工学コース)学習・教育到達目標(7-1)
(理工学科メカニカルデザインコース)学習・教育到達目標(7-1)