シラバス詳細

タイトル「2021年度」、カテゴリ「学部科目-教養教育科目」

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科目情報

コースナンバリング

科目名

佐賀の染織A

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

時間割外

単位数

2

授業担当教員

石井 美恵

講義情報

学士力番号

1-(1)

曜/限追記

時間外(水曜日18:00-19:30) 教室:芸術地域デザイン学部1号館4F 地域デザイン演習室 Teams クラスコード u16bpmb

講義形式

講義(対面、リモート、オンデマンド)、学外見学、課題のスクーリング(水18:00-19:30) Teams クラス「佐賀の染織」 u16bpmb 

講義概要

佐賀の染織文化への教養を深め、伝統的染織技術の伝承へを通じて無形文化財の知識を深めることを目的に開講します。鹿島錦・佐賀錦、鍋島段通、鍋島更紗の佐賀を代表する3つの染織領域を取り上げ、現地見学を通じて実資料の鑑賞や地域の伝承者や研究者から学びます。授業では講義(リモートとオンデマンド)、見学会、選択課題のスクーリング(時間割外)で構成します。染織を通じて日本の美術についても考察します。

選択課題は(A)鹿島錦・佐賀錦の実技、(B)フィールド・歴史調査と無形文化財を継承するための未来への提言(レポート)、(C)ヴィジュアルPR資料の作成(ポスター、マップ、冊子、動画等)のうち1つを選んで取り組んでください。                   

選択課題の(A)鹿島錦・佐賀錦の実技は対面スクーリングによる指導の後、各自持ち帰りスクーリングやオンラインで指導して進捗の確認を行います。鹿島錦・佐賀錦の板機は人数分用意しますが、次のレベルの巻台は15台の制限があります。佐賀錦・鹿島錦の材料は大学にあるものを無料で提供しますが、それ以外の個人で必要な材料や道具は各自が持参してください(ハサミ・方眼紙・色画用紙など1000円程度)。巻台の人数を超えた場合は抽選にします。

選択課題の(B)と(C)は教員とテーマを設定したのち、取り組んでください。スクーリングで課題の進捗の報告をしてください。

見学会:2021年5月30日(日)鹿島市エイブル(鹿島市図書館展示見学+ギャラリートーク) → 祐徳稲荷神社 (鹿島錦保存会展示)見学 スクールバスでの移動を予定しています。

最終授業は各自の取り組みを発表します(対面とリモート併用)。

開講意図

佐賀の染織文化への教養を深め、無形文化財である技術伝承への理解を目的に開講します。

到達目標

佐賀の染織文化について自らの言葉で説明できること。

聴講指定

学外見学の代替日はありませんので必ず出席してください。選択課題について相談したい、鹿島錦・佐賀錦の実技で聞きたい、などの場合は個別に相談してください。研究室は芸術地域デザイン学部1号館4F402号室です。

履修上の注意

大学のマイクロバスが使えない場合は、現地見学の交通費がかかります。

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

① 4月14日(水)18:00-19:30 オリエンテーション(対面・オンライン併用)芸術1号館4F 地域デザイン演習室
② 4月21日(水)18:00-19:30 ② 織物の基礎: 組織の基礎(紙)+組織図(対面・リモート併用)(課題はスキャンしてPDFでライブキャンパスに提出。締め切り5月12日。)
③ 4月28日(水)18:00-19:30 ③佐賀錦の井手美弥子先生を招聘。その後課題を選択する。 
④ 5月12日(水)18:00-19:30 ④スクーリング(進捗確認)
⑤-⑦ 5月30日(日)鹿島市見学会 午前:鹿島市生涯学習センターエイブル+鹿島市図書館、午後:祐徳博物館
 内容:⑤鹿島鍋島藩と組織、組物の時代
    ⑥鹿島錦の伝承と再興:鹿島錦保存会と樋口ヨシノ
    ⑦祐徳博物館の鹿島錦資料見学と解説
(見学会のレポートはPDFでライブキャンパスで提出。締め切り6月23日。)
⑧ 6月9日(水)オンデマンド鹿島錦の視聴覚映像の視聴
⑨ 6月23日(水)18:00-19:30  スクーリング
⑩ 鍋島段通の歴史と現在(佐賀市内織ものがたり)(各自)
⑪ 佐賀市内段通ミュージアム(各自) 
 (⑩,⑪見学レポートはPDFでライブキャンパスで提出。締め切り7月28日。)
⑫ 7月7日(水)18:00-19:30 ⑫スクーリング
⑬ 7月21日(水)オンデマンド視聴覚映像の視聴
⑭ 7月28日(水)18:00-19:30 ⑭ 発表 
⑮ 8月4日(水)18:00-19:30 ⑮ 発表 課題提出

選択課題 A~Dのうち1つを選択する。スクーリングの時間に取り組むなどしてください。

(A)鹿島錦・佐賀錦実技 (スクーリング水曜日18:00-19:30 )
(1) 基礎織り(紙)(2) 基礎織り(糸)(3) デザインと制作

(B)研究と未来への提言(レポート):鹿島錦または鍋島段通についてまとめ、これまでにない使い方を提案する。(1000字以上、4000字以内で、情報の出典を文中に番号を振って示し、文末に引用文献として番号を振って順番に記載し、最後に参考文献一覧をつけること。図版に番号を振り、キャプションをつけること。)

(D)ヴィジュアル資料の制作(PRポスター、マップ、動画)

フィールドワークや図書館などで課題の調査、実技への取り組みを行うこと。

成績評価の方法と基準

全員の課題として選択課題として① 織物の基礎: 組織の基礎(紙)+組織図 があります。選択課題として(A)鹿島錦・佐賀錦の実技、(B)フィールド・文献調査と未来への提言レポート、(C)ヴィジュアルPR資料制作(マップ・ポスターなど)のうちの1つ。課題はPDFでライブキャンパスにて最後の授業日に提出すること。現物の提出は不要です。成績は⑤⑥⑦見学会+レポート(30%)、⑩⑪各自見学2か所とレポート(10%x2)、②織物の基礎課題(10%)、選択課題(A~C)( 40%)で評価します。

開示する試験問題等

課題はシラバスに明示しました。

開示方法

課題はシラバスに明示しました。

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

佐賀錦 : 基礎織りから応用まで

毛利元博著

主婦と生活社

1976

佐賀錦入門 : 伝統技法と作品鑑賞

俵藤照著

美術出版社

1978

匠のつどい : 自作を語る : 彫金・硝子・佐賀錦・蒟醤・青磁・木工芸

芸艸堂編集部編集

芸艸堂

2001

9784753801909

鹿島錦

鹿島錦保存会

2005

鹿島錦保存会自費出版

佐賀錦の形

[井出久美子]

上村松園

光村推古書院

2010

光村推古書院

鏑木清方原寸美術館 100% KIYOKATA! (100% ART MUSEUM)

鶴見香織

小学館

2019

4096823147

鏑木清方 清く潔くうるはしく (ToBi selection)

宮﨑徹

東京美術

2014

もっと知りたい上村松園 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

加藤類子

東京美術

2007

4808708132

上村松園全随筆集 青眉抄・青眉抄その後

上村松園

求龍堂

2010

4763010271

参考図書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

鏑木清方―逝きし明治のおもかげ

倉田公裕

平凡社

2008

4582921523

鏑木清方

日本アートセンター

新潮社

1997

410601551X

上村松園 (新潮日本美術文庫)

草薙奈津子

新潮社

1996

青眉抄 (講談社文庫)

上村松園

1977

講談社

伊藤深水展 60年の画業をふりかえる

朝日新聞社

1993

展覧会カタログ

新版画作品集 ―なつかしい風景への旅 (日本語)

西山純子

東京美術

2018

おんなえ 近代美人版画全集

阿部出版

2000

4872421418

オフィスアワー

水曜日 18:00-19:30 mishii@cc.saga-u.ac.jp で連絡のうえきてください。 芸術1号館4F 402

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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その他

理工学部の技術者教育(JABEE)プログラムでは,「人類のさまざまな文化や社会に関する知識を基に,多面的に物事を考える」能力を養成するために,下記の学習・教育到達目標を掲げています.基本教養科目(文化の分野)の修得により,下記の学習・教育到達目標が達成されます.
(機能物質化学科機能材料化学コース[2022 年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(機械システム工学科)学習・教育到達目標(7-1)
(電気電子工学科 [2023 年度卒業生まで])学習・教育到達目標(D1)
(理工学科応用化学コース[2022 年度卒業生まで])学習・教育到達目標(C-3)
(理工学科機械エネルギー工学コース)学習・教育到達目標(7-1)
(理工学科メカニカルデザインコース)学習・教育到達目標(7-1)