シラバス詳細

タイトル「2021年度」、カテゴリ「学部科目-経済学部」

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科目情報

コースナンバリング

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科目名

基本統計学

開講学期

前期

開講時期

1クォータ

曜日・校時

木3

単位数

2

授業担当教員

中村 博和

講義情報

学士力番号

佐賀大学学士力2(2),および3(2)に対応.

講義形式

授業

講義概要

統計学は幅広い分野で利用されている学問です。集団を代表的な数値で表現するときに平均をつかったり,所得格差をみるときにジニ係数という数値を用いるなど、統計学は私たちの日常生活の中で、常に利用されています。社会科学の学習においても統計学の知識は必要不可欠のものです。何故なら、経済や経営にかんする情報は量的データや質的データとして、誰でも比較的安く、簡単にしかも豊富に利用できるからです。GDPデータ、株価、為替、金利など経済活動を考えるときに重要なデータは、インターネットで簡単に入手でき、経済分析に利用することができます。このように、データが豊富に存在する経済学や経営学において、その分析には統計学の知識が不可欠であり,統計学の知識を持っていることはひとつのアドバンテージになります.
 この講義の目標は統計学の基本的な「見方・考え方」を身に付けることです。具体的には、観測データの集約方法を解説し、複数の変量間の関連性を、回帰や相関といった概念を用いて考察します。
また,統計学の次の目標である推測理論について,その基礎となる確率と確率分布および推定・検定の考え方の導入部も説明します.

開講意図

(1)統計データとは何なのか、(2)統計データの取りまとめ方、(3)データの要約結果の見方などを習得し,経済学や経営学の学習においてデータ分析ができるようになることを意図している.

到達目標

1.主要統計量(平均、分散など)の意味と計算方法を理解する。
2.度数分布を作成し、そこからデータの分布の特性を読み取る。
3.2つ以上の関連するデータ間の関連性を読み取ることができるようになる。
4.経済統計の特徴を理解する.
5.確率の基本を理解する.

履修上の注意

状況に応じて,「同時中継型」…Webexなどのライブ配信ツールを用いた授業となります.

授業計画

内容

授業以外の学習
本科目は、単位数×45時間の学修が必要な内容で構成されています。授業として実施する学修の他に、授業の内容を深めるために以下の事前・事後学修が必要です。

1

統計学の考え方:データサイズとAI(特に機械学習)との関連での重要性

復習と予習

2

データの種類および必要な数学の復習

復習と課題

3

度数分布とヒストグラム:データの分布をみる

復習と課題

4

中心位置の尺度(算術平均値,中央値,重み付き平均)

復習と課題

5

中心位置の尺度(幾何平均値と移動平均)

復習と課題

6

散らばりの尺度(四分位範囲と標準偏差,変動係数と標準化と偏差値)

復習と課題

7

散らばりの尺度(変動係数と標準化と偏差値),Box Plot

復習と課題

8

度数分布から求める要約値

復習と課題

9

分割表

復習と課題

10

相関係数とその意味,散布図

復習と課題

11

直線のあてはめ(最小二乗法)

復習と課題

12

経済データの解説およびその活用

復習と課題

13

確率の基本

復習と課題

14

ベイズ統計のためのベイズの定理

復習と課題

15

全体的なまとめ

全体的な復習

成績評価の方法と基準

定期試験成績による.定期試験は到達目標1,2,3,4, 5をすべて含む内容.

開示する試験問題等

試験問題と解答例

開示方法

ライブキャンパスからダウンロードあるいは電子メールで請求できる.

教科書

資料名

著者名

発行所名・発行者名

出版年

備考(巻冊:上下等)

ISBN

スタンダード 経済データの統計分析

第1版

美添泰人,荒木万寿夫,元山斉

培風館

2020

978-4-563-01028-7

オフィスアワー

火曜日5校時

アクティブラーニング導入状況

アクティブラーニング導入状況

カテゴリー4

カテゴリー3

カテゴリー2

カテゴリー1

カテゴリー0

学生が自ら主体となって、学習の方向性を定め、問題解決に導くための時間です。PROBLEM BASED LEARNING

グループや個人で行った能動的学習の成果を、教室内外で発表し、その評価を受けたり、質問に対応したりすることにより、学修した内容を深化させるための時間です。OUTPUT

学生自らが自由に発言し、グループやペアでの協働活動により課題に取り組み、何らかの帰結に到達するための能動的学習の時間です。INTERACTION

学生からの自由な発言機会はないものの、授業時間中に得られた知識や技能を自ら運用して、問題を解いたり、課題に取り組んだり、授業の振り返りをしたりする能動的学習を行う時間です。ACTION

基本的に学生は着席のまま、講義を聞き、ノートをとり、知識や技能を習得に努める時間です。INPUT

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